
■グローバルユース国連大使育成事業とは
全国から選考された学生20名で研修を行い、恒久的世界平和について学ぶことにより広い視野を持った人財を育成します。研修を通じて国際機関での取り組みや国際協力の現状を肌で感じてもらいます。大使は体験を活かし地域において啓発活動に励み、所属する地域にて報告を行い自身の進路を広い視野で考える一助といたします。
2025年度スローガン【Leaders Beyond Borders】は、今後グローバルユース国連大使育成事業を展開するにおいて、地理的・文化的制約を超越し、多様性を育み新しいリーダーシップを発揮できる人財を育成し恒久的世界平和を目指していきます。

■2024年度大使に選ばれた 河上 瑞実さん
■この研修に参加して得たことはなんですか。
1つ大きなものとして「平和」について深く知ることができました。広島やカンボジアといった実際の戦地に赴いてみないと、よりリアルな過去を実感することは出来ません。毎回の研修で日本の国連大使やカンボジアの国連大使と「平和」について意見を交わし、自分たちの意見を書いたプレゼンを発表する。「平和」についての知識を深めるとともに「対話力」や「思考力」、「説明力」を養うことができました。

■2023年度大使に選ばれた 梅垣 太一さん
(写真左)
■参加して感じたことを教えてください。
海外の方たちは、戦争に対する意識がすごく高かったです。普段十勝に住んでいると平和について考えることが少なかったですが、この事業を通じて戦争に対する知識の差を感じました。ニュース等でも戦争の記事に目を通すようになり、より世界の広いところに目を向けられるようになりました。 また、自分自身が直面した課題としては、英語力の不足が挙げられます。英語で話す機会が多いので、英語力はあればあるほど現地に行った際に上手く交流ができたかなと感じました。
■事業内容
①国内研修
2025年度は東京や広島に行き研修を行う予定となっております。
②海外研修
2025年度はドイツでドイツを中心にカナダ、台湾、ベトナム等、毎年様々な国を選定し、現段階での体験やその国の青少年との交流を通して国際支援に関する理解を深めます。
③啓発活動
グローバルユース国連大使が国内外の研修で学び、体験したことを大使の地元において推薦ブロック、LOM支援のもと啓発活動を行っていただきます。


■過去大使のインタビュー①
鹿追高等学校
2024年度大使 河上(かわかみ)さん
■本事業に参加したきっかけをお聞かせください。
過去の本事業に参加した先輩方が学校で行っている啓発活動で知り、中学生の頃から興味がありました。元々、国際問題や社会問題に興味があり、現地で直接貧困や戦争の跡をみて、現地の方々と話し合うという活動にとても興味を惹かれ、実際に海外に行き、見て、今までにない経験をしたいと思い応募いたしました。
■本事業でどのような活動をしたのかお聞かせください。
2024年度のテーマは「恒久的な世界平和の実現」で、国内研修が3回あり、それぞれ外部講師の方のお話を聞き、海外の面白さと怖さや、平和の実現や世界の現状について教えていただきました。最後にプレゼンの準備を通して他の方との絆が深まり、発表も行ったことでプレゼン能力も高まりました。2度の海外研修ではカンボジアとフィリピンへ、それぞれ主に「戦争」と「貧困」 について、現地側の大使と一緒に、博物館や学校訪問を行い学びました。
研修後は、学んだことを生かしそれぞれで啓発活動を行い、学校の授業や帯広青年会議所の例会で講演などを行いました。「全体的に、個人やグループでのプレゼンの機会が多く、各研修に1~2回は発表の時間があります。
■この研修に参加して得たことをお聞かせください。
沢山のプレゼンやディスカッションの機会を通して、英語を話すことへの抵抗感が薄れるとともに、プレゼン能力や自分の意見を伝える力が高まったと思います。また、現地の大使との交流で異なる価値観や文化に触れ、戦争や平和に対する新たな視点や異文化を受け入れる経験を得えることができました。
■参加して自分自身にどのような変化があったか聞かせてください。
活動に参加するまでは、たかが1人の学生が動いたって世界は変わらないし、私には何もできないと思っていました。ですが、同じような興味を持つ国内外の同世代と世界平和の達成について話し合い、他の人が自ら周囲を巻き込み啓発活動をしているのをみて、小さくても自分に出来ることをするしかないと気づかされましたし、ただの学生でも多くの人に声を届ける方法を学ぶことができました。
■参加をおすすめしたいポイントを教えてください。
カンボジアはとても暑くて日本と環境の違いがとても大きく、食も私は合いませんでした。しかし、カンボジアの方は性格が日本と似ていてシャイで、打ち解けたら深い話ができてとても仲良くなり参加してよかったと思いました。
フィリピンでは町の映画館を貸し切ってのプレゼンがとても面白かったです。フィリピンでは食は合いましたが、性格がとても違っていて驚きました。時間のルーズさや部屋を散らかして片付けない等折り合いをつけるのが大変でした。ルームメイトとの文化の違いを知り、折り合いを付けるために話し合うことの難しさを経験しましたが、最後には仲良くなることができました。
全国各地だけではなく国外の友達が増えること、人前で発表することに慣れること、協力してくれる大人との繋がり、強制的に英語を喋らないといけない状況に身を置ける、このように沢山の機会や経験が得られることがとてもおすすめしたいポイントです。
■グローバルユース国連大使の経験が将来を考える上での影響はありましたか。
元々、これと言った将来の夢はありませんでしたが、世界平和の実現について考えることや、育った環境が全く違う人と話す中で、より多くの情報を得ることの重要さを実感し、より多くの人が正しい情報を受け取れるようにするという、将来の大きな目標ができました。
■事業参加にあたりアドバイスはございますか。
私は英検3級か準2級程度のスピーキング能力やリスニング能力で参加したのですが、グループワークでの世界平和や社会問題についてのディスカッションに全くついていけず、同じグループの英語のできる日本人大使の子に通訳していただきました。事前に少しでもこうした分野の英単語を勉強しておけば良かったと思いました。しかし、わからなくても、周りの子に聞いたりして喰らいつくことが大切だと思います。ディスカッションは大変でしたが、とてもよい成長の機会だったので、英語力に自信がない人も、思い切って参加してみるのも良いと思います!
■今後の展望を教えてください。
様々な人との交流が好きなので、大学に進学してもう一度しっかり留学をしたいと思っています。
■これから参加を考えている学生へ一言お願いします。
今後にずっと繋げていけるすごいチャンスだと思います。はっきりとした目標を持っている人も、まだそれが見つかっていない人も参加することで絶対に得られるものがあると思うので、是非、応募してみてください。
■過去大使のインタビュー②
鹿追高等学校
2023年度大使 梅垣(うめがき)さん
■本事業に参加したきっかけをお聞かせください。
同じ鹿追高等学校の岡原君が校内で啓発活動を行っており、その講演内容を聞きました。元々事業の存在自体は知っていましたが、さらに興味を持ち参加したいと思い応募いたしました。
■本事業でどのような活動をしたのかお聞かせください。
2023年度のテーマが「恒久的な世界平和の実現」でした。国内研修の中で、原爆の被害地を見学、講演を聞き、思考を変える力を学びました。海外研修ではカンボジアへ行き、外国人のコミュニケーション能力の高さや、世界平和についての意識、思考を学びました。アンコールワットやトゥールスレン博物館にも行き、ポルポト政権によって虐殺された内容や、実際に使われていた兵器を見て、国の歴史を学びました。
■この研修に参加して得たことをお聞かせください。
1つ大きなものとして「平和」について深く知ることができました。広島やカンボジアといった実際の戦地に赴いてみないと、よりリアルな過去を実感することは出来ません。毎回の研修で日本の国連大使やカンボジアの国連大使と「平和」について意見を交わし、自分たちの意見を書いたプレゼンを発表する。「平和」についての知識を深めるとともに「対話力」や「思考力」、「説明力」を養うことができました。
■参加して自分自身にどのような変化があったか聞かせてください。
海外の方たちは、戦争に対する意識がすごく高かったです。普段十勝に住んでいると平和について考えることが少なかったですが、この事業を通じて知識の差を感じました。ニュース等でも戦争の記事に目を通すようになり、より世界の広いところに目を向けられるようになりました。
■参加をおすすめしたいポイントを教えてください。
テーマに沿った知見を、同士たちとともに拡げられる点です。2023年度カンボジアに行った際には、カンボジアの戦争についての歴史を学ぶことが出来ました。そのことが将来を考えるきっかけにもなりました。また、同じく大使となった20名の同士がおり、今でもSNSを通じて交流を深めるなど、参加を通して自分にとっての財産を得ることができました。
■グローバルユース国連大使の経験が将来を考える上での影響はありましたか。
この事業に参加して多くの影響を受けました。海外へ行き現地の人と交流したことで海外へ視野が向いたことだけではなく、他の大使のコミュニケーション能力や英語力、行動力の凄さにも影響を受け、僕自身も研修中に大きく成長することができました。
■事業参加にあたりアドバイスはございますか。
自分自身が直面した課題としては、英語力の不足が挙げられます。英語で話す機会が多いので、英語力はあればあるほど現地に行った際に上手く交流ができたかなと感じます。独学で英検など知識としての勉強はしていたのですが、実践的な英会話というところが足りなかったと感じております。
■今後の展望を教えてください。
まだ進路は決まっていませんが、国内の国公立大学を受験いたします。大学入学後は海外へ留学したいと考えています。カンボジア研修などを通して国外へ興味が湧いたので、留学を通して海外で学び、地元に貢献できるような人になりたいと思います。
■これから参加を考えている学生へ一言お願いします。
普段の私生活での意識や物事に対しての考え方を変えられる良い機会だと思います。様々な人達との交友関係を広げるチャンスでもあります。


※エントリーには最寄りの青年会議所の推薦状が必要となりますので、事前に下記連絡先までお問い合わせください。
■ご興味のある方は
一般社団法人帯広青年会議所 アクティブユース育成委員会 委員長 太田 祐介
携帯電話:080-1866-8195 / Mail:ota_yusuke@toyonoki.co.jp
までご連絡ください。