■グローバルユース国連大使育成事業とは
2011年より公益社団法人日本青年会議所が開催している事業です(国連後援)。 全国から選抜された次世代を担う子供たちをグローバルユース国連大使に任命し、国内外での研修や海外での交流を通じて、国際社会の抱える課題や日本と世界との違いを理解することで、次世代の民間外交の担い手を育成することを目的としています。
■2023年度大使に選ばれた 梅垣 太一さん(写真左)
■この研修に参加して得たことはなんですか。
1つ大きなものとして「平和」について深く知ることができました。広島やカンボジアといった実際の戦地に赴いてみないと、よりリアルな過去を実感することは出来ません。毎回の研修で日本の国連大使やカンボジアの国連大使と「平和」について意見を交わし、自分たちの意見を書いたプレゼンを発表する。「平和」についての知識を深めるとともに「対話力」や「思考力」、「説明力」を養うことができました。
■事業内容
①国内研修
国内において国際支援の基礎やプレゼンの仕方を学び、海外研修の前段階として必要な知識を身に付けます。
②海外研修
スイス国連欧州本部やニューヨーク、フィリピン等、毎年様々な国を選定し、現段階での体験やその国の青少年との交流を通して国際支援に関する理解を深めます。
③啓発活動
国内研修及び海外研修を通して得た知識や経験を活かし、各大使の地元で国際支援に関する啓発活動を行うことで、自発的に活動できる力を身に付けます。
■過去大使のインタビュー
鹿追高等学校
2022年度大使 梅垣(うめがき)さん(写真右)
■本事業に参加した動機をお聞かせください
同じ鹿追高等学校の岡原君が校内で啓発活動を行っており、その講演内容を聞き
ました。元々事業の存在自体は知っていましたが、さらに興味を持ち参加したいと
思い応募いたしました。
■本事業でどのような活動をしたのかお聞かせください
2023 年度のテーマが「恒久的な世界平和の実現」でした。
国内研修の中で、原爆の被害地を見学、講演を聞き、思考を変える力を学びました。
海外研修ではカンボジアへ行き、外国人のコミュニケーション能力の高さや、世界
平和についての意識、思考を学びました。アンコールワットやトゥールスレン博物
館にも行き、ポルポト政権によって虐殺された内容や、実際に使われていた兵器を
見て、国の歴史を学びました。
■活動を通して感想をお聞かせください
楽しかったです。事業を通してたくさんの人たちと出会えたこと、十人十色のお話
を聞けたことは自分にとっても学びとなりました。
■参加して自分自身にどのような変化があったか聞かせてください。
海外の方たちは、戦争に対する意識がすごく高かったです。普段十勝に住んでいる
と平和について考えることが少なかったが、この事業を通じて知識の差を感じま
した。ニュース等でも戦争の記事に目を通すようになり、より世界の広いところに
目を向けられるようになりました。
■これから、参加を考えている学生へ一言お願いします。
普段の私生活での意識や物事に対しての考え方を変えられる良い機会だと思いま
す。様々な人達との交友関係を広げるチャンスでもあります。
鹿追高等学校
2022年度大使 岡原(おかはら)さん(写真左)
■本事業に参加した動機をお聞かせください
海外への興味関心が元々あり、この事業が国際問題理解に繋がる点や実際に海外に行けるというこの事業にとても魅力を感じ応募しました。
■本事業でどのような活動をしたのかお聞かせください
国内での研修が3回あり、そこではそれぞれの企業や人のSDGsに対しての取り組みや今世界に求められているものはなんなのかといったことを学びました。インドネシアでの海外研修ではインドネシアの学生との現在のそれぞれの国での課題をディスカッションしたり講演を一緒に聴きました。また、バリではグリーンスクールやバリ博物館に行ってインドネシアの先進的な取り組みや歴史を学びました。
■活動を通して感想をお聞かせください
まずとても楽しかったです。この事業を通してたくさんの人と出会ってたくさんお話を聞いてとても充実していました。全国の意識に高い学生と共に学習したり研修を共にするだけでとても刺激になりました。
■参加して自分自身にどのような変化があったか聞かせてください。
同年代の学生や大人、様々な人と出会いとても視野が広がりました。 自分では考えることのできない角度から物事を見れる人が多くいて、その人たちからたくさん学ばさせてもらい以前よりも物事を多面的に見れるようになりました。また、全国はたまた世界のレベルの高さを痛感し今の学習などへの取り組みのモチベーションが上がりました。
■今回の学びを今後の活動にどのように活かしたいと思いますか。
自分自身も知らないことが多すぎたので一旦自分の中でしっかり消化し自分の思ったこと考えていることを真っ直ぐ周りの人たちに発信して行くようにしていきたいと思います。
■これから、参加を考えている学生へ一言お願いします。
とても多くのことが学べると思います。自分に何が合っているのか、何が好きなのか、何を考えているのか、何ができるのか、そういうものが明確になると思います。自分がそうでした。迷っているなら一歩目を踏み出してみましょう。新しい世界が見えます。
■ご興味のある方は
一般社団法人帯広青年会議所 ジェネレーション開発委員会 委員長 佐々木 広太
携帯電話:080-1888-7924 / Mail:koutazuomu28@gmail.com
までご連絡ください。